”言葉を勉強するに当たっては、発音が基本中の基本だ”っていうのはよく耳にするけど、果たしてそうなのか?
海外に出たことがある方の間でも意見が分かれると思いますが、僕は賛成でも反対でもないが、それぞれの現象を分析してみたい。
外国語に限らず、日本語も同じだと思いますが、地方によって濁音と清音の区別がつかない地域もあれば、訛りがつよいところもある。場合によって聞き取れないこともあるが、殆ど聞き取れるんでしょう。
筆者は大学時代交換留学で一時大阪に住んでいた。台湾をでるまで、大阪弁を耳にしたことがなく、現地の方に話しかけられた時、抑揚もたまに違うし、語尾に”やん”とか”ねん”とかついてるため、
いまいち分からないことはあるが、八割が聞き取れている。それは前後文が判断材料になるからだ。
中国語の場合もそうだが、僕の周りに中国語が上達された外国人の方が大勢いるが、総じて発音にはそれぞれの訛りがあるけど、ある程度長く言ってくれれば、言いたいことが分かる。
確か中国語には「声調」つまり「四声」があるそうだが、それがうまく言えなかったらどうなる?
発音のテキストにはその重要性を再三に渡り繰り返すが、例えば:
中国語の発音には”餃子”と”寝る”は声調以外、つづりは全く一緒
寝る→睡shui4 覺jiao4
餃子→水shui3 餃jiao3
あら、大変だ!! これを間違えたら、、、通じないかと心配される方、ご安心ください。 想像してみましょう。今度台湾にお越しになる際、お店に入って、注文するときに、
「餃子」を「寝る」って言ったら、店員さんがベッドを出してくれるとは思えない。
もう一つの理由、日本人が勤勉に言葉を覚えたとしても、周りに迷惑を掛けないように、人に話すときに、声が小さい。 日本人同士の間はまだしも、海外の人、特に中華の店では
がやがや騒ぐから、日本で普通のボリュームで話したら、まったく聞こえないから聞き取れるか、発音が正しいかどうか以前の問題になってしまう。
「えっ」と言う顔にされると、自信が一瞬にして消えてしまい、これ以上話したら人さまの迷惑じゃないかと思い込み、どんどん声が小さくなっていく。
さらに、中国語が使用される地域には例の四声が分かれることもあり、昔バンドの仲間にシンガポールの子がいて、向こうの四声は時には台湾人の発音と正反対だったり、微妙に違ったりするけど、
聞き取れないことは一度もなかった。だから、全然発音気にしないって言いたい訳でもないが、ここでそれぞれの良し悪しをまとめてみたい。
(断っておくが、発音がうまいイコール中国語がうまいとは思わない)
発音が旨い人
メリット:1中国語がうまいと思われる。
2尊敬を得られる。
デメリット:1ペラペラだと思われ、話すスピードを落とさず話しかけてくる。
2発音の練習に大量な時間を費やし、ほかに集中する時間が減る。
発音が下手な人
メリット:1初心者だと思われるから、ゆっくり話しかけてもらえる
2可愛く思われる
デメリット:1中国語が下手だと思われる。
結論的に言えば、日本の方にとって、発音の正確さというよりも度胸だと思う。
発音をマスターするかどうかは個人の自由だと思うが、発音上手でも下手でも堂々と話そう!
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