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駅弁と言うと電車の旅というイメージが浮かんでくるが、電車に乗らなくても駅弁が食べたくなることあるよね。
そういうお客さんにとってもってこないのは新竹にあるこの弁当屋さん。「八号月台」(八番ホーム)。創業三年目。地元民に愛される理由は大通りに位置するからではなく、お弁当を一つ一つに魂を込め、入念に繰り出すからだ。
看板には英語が書かれていないけれど、写真があって分かりやすい。
木箱を使うのはお洒落のためではなく、徐徐に水分を逃がし、美味しさを保つためである。
台湾式お弁当において定番は「排骨」(スペアリブの揚げ物)だが、個人的に豚肉より鶏肉ももなので先週と今週は「香滷雞排飯」(煮込みチキンカツ)と「雞腿飯」(鶏もも)を頼んだ。
料理をテキパキ作るお兄さん。
「香滷雞排飯」(煮込みチキンカツ)
ご飯の上にどっさりとお肉を乗せるのがいかにも台湾流。無論ご飯の食感に影響を及ぼし、良し悪しは人次第だが。台湾人の感覚ではタレが上部のお米までしみ込めばこそ最高の演出ができるわけだ。僕ちゃんが曰く:「つゆだく原理」。いずれも鶏肉に衣をつけ軽くあげてから、タレに漬けこむ。
「雞腿飯」(鶏もも)
一方、脇役で好演する野菜の類も外せない。
肉の周りに敷き詰められたツマは基本的にキャベツやチンゲン菜。
能に例えると、シテの鶏肉に対し脇の野菜も必要不可欠!
甘いキャベツと若干苦味を持つチンゲン菜がバランスをよく取り、さらに日替わりに茄子、もやしなどなど次々と登場する。
翌日のお弁当が楽しみですね
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